あなたは【強迫性障害】の疑いがあります。

特徴

 強迫性障害は、本来ならば気にしなくてもよいという考え(強迫観念)に抗えず、特定の行動(強迫行為)を反復し日常生活に支障をきたすことが特徴的な疾患です。おおむね両者とも兼ね備えた患者さんが多いです。
 障害有病率は2%程度と頻度も比較的高く、発達障害や統合失調症と症状が重なりやすいので、鑑別が重要となります。

原因など

 原因に関しては、遺伝や特定の脳領域の異常が指摘されています。青年期によくみられ、67%にうつ病を併発します。それ以外にも、パニック障害、社交不安障害、全般性不安障害などの、その他不安症も合併しやすいとされています。強迫性障害と診断される例の80%は自身の思考に不合理性を感じているとされ、病気であることを自認していない場合は妄想性障害や統合失調症への移行も懸念されます。汚染や病的疑念、攻撃的思考や性的思考、対称性などに関する強迫観念が多いです。

対処

 治療は薬物療法と認知行動療法が主なものとなりますが、治療によっても20%から40%の患者さんは改善せず、慢性化することが知られていますので、早いうちに精神科受診をおすすめいたします。標準治療を行った上で、こころの処方箋が役立つかもしれません。