あなたは【適応障害】の疑いがあります。
特徴
適応障害は、明らかなストレス因に対する不適応反応として抑うつや不安、イライラなどの急激な感情の動きの障害と行動の障害の少なくともいずれかをきたす病態です。イライラや抑うつの反動が摂食行動の異常として表現される事もあります。一般に、ストレスになる出来事が生じてまもなく症状が始まり、3ヶ月以内に発症します。
経過など
基本的にはストレス因から終結後、多くは1ヶ月経過をみるだけで改善傾向が見えることが多い(長くても6ヶ月未満)ですが、時間経過で悪化するものや、改善がみられないものは、他の病態が絡んでいる可能性も考えられます。
うつ病との判別が難しいですが、典型的なうつ病で認められるような食欲低下、不眠、症状の日内変動などがまとまって存在しているかどうかと抑うつ症状の重さが判断材料となります。
また、適応障害を繰り返す方も、その背景に他の精神疾患が潜んでいる可能性がありますので、そのような傾向が見えたら、精神科受診をおすすめします。強い不安や不眠、抑うつがある場合は、薬物療法も検討されます。うつ病に対するコラムが役立つこともあるので、是非お試し下さい。