あなたは【過食性障害】の疑いがあります。
特徴
過食があり、それに対する後悔はあっても、神経性過食症のように不適切な排出行動が見られず、体型にそれほど関心がない事が特徴的な摂食障害であり、食欲中枢の異常をきたす脳腫瘍や糖尿病、甲状腺機能亢進症やインスリン産生腫瘍などの内科的疾患、または薬剤による影響で説明できない場合に診断されます。過食の際には大半の人と比べて、同程度の時間内ではるかに多い量のものを食べます。
肥満体型に多く、遺伝、ストレス負荷が発症に関係していると考えられています。双極性障害群、大うつ病性障害群、不安症群や物質使用障害群を合併する事も多く、過食はストレスを和らげるための行動だろうと考えられています。
経過など
米国での有病率は女性で多く1.6%、男性で0.8%とされ、典型的には青年期や成人期早期に発症しますが、成人期後期発症もあります。寛解率は神経性過食症よりは高いです。標準治療としては認知行動療法や薬物療法、対人関係療法などが行われます。同様の障害をもつ人による自助グループが役に立つ事もあります。