あなたは【レム睡眠行動障害】の疑いがあります。
特徴
夢の精神活動が行動に現れる病態で、寝言、叫び、笑いのほか、ベッドパートナーの首を絞めるなどの異常行動が出現する疾患です。レム睡眠の持続時間が長くなる、睡眠後半に症状が出現しやすくなります。
原因・経過
脳幹にレム睡眠時に筋肉の働きを抑えておく働きをする場所がありますが、その箇所の障害により引き起こされるため、レビー小体型認知症、パーキンソン病、多系統萎縮症などの神経変性疾患が原因となる事があります。高齢男性に多く、高齢者の0.5%が罹患しているとされています。神経疾患が末期になると、目立たなくなることが多いです。
経過
他の病気の可能性も除外することが推奨されるため、脳神経内科、もしくは精神科受診をおすすめいたします。精神科では薬物療法が主軸となります。自己対処法に関しては、睡眠障害についてのコラムが役に立つ事があります。