あなたは【レビー小体型認知症】の疑いがあります。
特徴
幻視、妄想、うつ状態などの精神症状や、四肢のふるえや小刻みな歩行などの運動症状、睡眠障害が先行することが多く、初期には記憶障害が目立たないことが特徴的な認知症のひとつです。
認知症では、記憶、思考、判断、学習能力などの機能が、進行性に低下していきます。
幻視とパーキンソン病に似た筋肉や運動の異常がみられる患者に精神症状の変動がある場合、レビー小体型認知症の可能性が認められます。
原因・経過
レビー小体が中枢神経系、自律神経系に作用して神経細胞を抜け落とさせる事が原因とされています。
認知症の中で、アルツハイマー病型認知症の次に多く(十数から二十数%の頻度)、生命の維持が予測される期間は3から十数年程度と、アルツハイマー病型認知症より悪いです。
誤嚥性肺炎や突然死で亡くなる事が多いため、そうならないよう嚥下能力や自律神経機能の評価が必要になります。
対処
精神科では、標準治療として認知機能予防、精神・行動障害の対症療法としての薬物療法を行ったり、介護サービスやリハビリテーションの導入など社会資源の利用案内、疾患教育などを行います。