皆さん、お大事にされていますか?
薬のソムリエです。
今回は、薬物療法に頼らない双極性障害の治療の可能性を示した研究について紹介します。
今回紹介する研究では、成人のうつ状態に対する非外科的脳刺激療法の有効性を、
113件の試験におけるネットワークメタ解析(各試験を直接または間接的に比較しつつ、
複数の研究の結果を統合・分析すること)で検討しました。
その結果、頭電気痙攣療法(ECT)、
経頭蓋磁気刺激療法(TMS)、経頭蓋直流電気刺激療法(tDCS)が
偽療法に比べ高い奏効率と関連しました。

ECTやTMSなどの非外科的脳刺激法は、うつ病治療として広まったもの
ですが、双極性障害のうつ状態にも効果がある事がわかってきています。
非外科的脳刺激療法のうち、tDCSは自宅で出来る脳刺激療法です。
詳細なご案内に関しては、こちらをご覧ください。
ですが、双極性障害のうつ状態にも効果がある事がわかってきています。
非外科的脳刺激療法のうち、tDCSは自宅で出来る脳刺激療法です。
詳細なご案内に関しては、こちらをご覧ください。
【引用・参考文献】
・Mutz J et al. Comparative efficacy and acceptability of non-surgical brain stimulation for the acute treatment of major depressive episodes in adults: systematic review and network meta-analysis. BMJ. 2019 Mar 27;364:l107
更新:2020.4.16