
今日は、お笑いがうつ、不安、不眠に効く、という旨の論文を紹介しますよ。
ちなみにウエタ主任。お笑いはご覧になりますか?

わざわざ劇場まで足を運ぶのは面倒に思いますし、テレビ鑑賞は時間の浪費と心得ておりますゆえ。

少しは、見たくなりませんか?

似たようなことが、すでに世に言われているように思いますが。
だいたい、うつ病になると笑えなくなる、と言うじゃありませんか?
私がうつだと知っていながら笑いを勧めてくるこの状況こそ、お笑いぐさだと思いますが。
違いますか?

とにかく!研究の説明に移りますね!
ネガティブな感情を減少し得る方法として、ユーモアは安全かつ便利な方法であり、患者−医療者関係を潤滑にする可能性もあるため期待されている介入法である。本研究ではうつ病、不安障害や’睡眠の質向上に対し、お笑いがどのように作用するか検討した。
2018年12月までのランダム化試験を研究を様々な論文検索データベース(PubMed…etc)で10例抽出し、計814例をメタ解析した。なおメタ解析は、Cochrane Collaborationガイドラインに従って行った。また、データの抽出や研究の選択、バイアスリスクの評価は、2名のレビュアーにより実施した。
その結果、お笑いの介入をした群では成人のうつ、不安、睡眠の質ともに改善する事が示唆された。なお、お笑いによる介入が長期に渡るほど、より効果が大きい事も示唆されていた。著者らは、「お笑いはうつ病、不安障害、睡眠障害にベネフィットがある可能性があるが、質の高いフォローアップ研究が必要だ」とコメントしている。



頻繁に何時間もお笑いを見なければならないようだと、時間の浪費という点で負の効果が発生するような気もしますが。

おっと私に拒否権はないのですね。
指摘はごもっともで、お笑いの介入を単一に定量化するのはかなり困難なので、実際にはお笑い刺激は統一されていなかったのではないか、と思います。
お笑いのセンスは、人それぞれ違うじゃないですか?なので大体は、その刺激がどれくらい面白かったか?という点を被験者に評価してもらい、面白さを高く評価した方がうつ、不安、不眠を改善させていた、とする研究が多いです。

…そもそも、この紹介だけだと、どういった症状がどの程度改善されたのか、見て取ることができませんが。


職務怠慢ですな、アナタの所業。
多くなるわけだ、ツッコミの数。

倒置法めんどくさいな。
確かに、ベストですけどね、原著を読むのが!
でもタダじゃない、原著の料金!
全然収益化してないから、このブログ!
お金払ってくれたら見ます、アナタが!

倒置法の面倒くささがよくわかりました。
【引用・参考文献】
・Jinping Zhao,et al.A meta-analysis of randomized controlled trials of laughter and humour interventions on depression, anxiety and sleep quality in adults.Journal of advanced nursing. 2019 Nov;75(11);2435-2448
更新:2020.6.23