皆さん、お大事にされていますか?
薬のソムリエです。
今回は、オキシトシンに摂食不安を軽減させる効果があることを示唆した研究を紹介します。
今回紹介する研究では、鼻腔内オキシトシンの効果を、プラセボ対照ランダム化試験で評価することとし、
神経性やせ症の患者に対し、36IUのオキシトシン、またはプラセボを4−6週毎日投与しました。
その結果、摂食不安や認知の硬直性に関しては、オキシトシン投与群は有意に低いという結果でした。
また、4週間後にストレス指標である唾液中のコルチゾルを朝食後に測定したところ、
オキシトシン投与群では大幅に低いという結果が示されました。

オキシトシンは、俗にいう「幸せホルモン」と言われており、
一部モテ効果なども指摘され、市販されていますね。
私も使用した事がありますが、すこしリラックスした感覚になりました。
神経性やせ症に対するエビデンスは十分とは言えず、
まだ新しい論文ではありますが、難治性の疾患なので、
少しでも改善策が増えると良いと思い、
この論文を紹介させていただきました。
予期せぬ副作用がある可能性があるため、
使用にあたっては、必ず担当医に相談して下さい。
一部モテ効果なども指摘され、市販されていますね。
私も使用した事がありますが、すこしリラックスした感覚になりました。
神経性やせ症に対するエビデンスは十分とは言えず、
まだ新しい論文ではありますが、難治性の疾患なので、
少しでも改善策が増えると良いと思い、
この論文を紹介させていただきました。
予期せぬ副作用がある可能性があるため、
使用にあたっては、必ず担当医に相談して下さい。
【引用・参考文献】
・Russell Janice, et al.Intranasal oxytocin in the treatment of anorexia nervosa: Randomized controlled trial during re-feeding.Psychoneuroendocrinology2018Jan01Vol. 87
更新:2020.4.16
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