皆さん、お大事にされていますか?
薬のソムリエです。
今回は、マインドフルネスが神経性やせ症に有用である可能性を示唆した研究を紹介します。
マインドフルネスは、「今、この瞬間に」注意を向けるという認知療法の一つで、瞑想などが代表例です。
今回紹介する研究では、
在宅治療を受ける59人の神経性やせ症の女性患者に対して、
マインドフルネス尺度を含む自己管理尺度のセルフチェックを行いました。
その結果、マインドフルネス尺度の点数が高いほど、体重や体型に関する不安が少ないことが示されました。
よって、マインドフルネスを高めることは摂食障害の症状を緩和する保護因子である可能性がありますが、
マインドフルネス法は複雑であり、既存のデータも限られているため、今後の大規模な研究が待たれます。

マインドフルネスは、不安をコントロールするために
うつ病や不安障害などで臨床応用されています。
摂食障害でもうつ病や不安障害を合併しやすいので、
マインドフルネス法を覚えておくのに損はなさそうですね。
現在では、スマホを使った、マインドフルネスを体験するアプリも出回っていますよ。
うつ病や不安障害などで臨床応用されています。
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【引用・参考文献】
・Dunne Julie P et al.Mindfulness in persons with anorexia nervosa and the relationships between eating disorder symptomology, anxiety and pain.Eating disorders2019Dec03.
・Dunne Julie,Mindfulness in Anorexia Nervosa: An Integrated Review of the Literature.Journal of the American Psychiatric Nurses Association2018 Mar/AprVol. 24issue(2)
更新:2020.4.16