あなたは【神経性過食症】の疑いがあります。
特徴
反復する過食と不適切な排出行動が特徴的な摂食障害の1つです。
経過など
若年女性の2−3%に発症し、思春期から青年期にかけて発症します。神経性やせ症から移行するケースもみられます。幼少期の被虐待歴、ストレス処理能力の低さは発症のリスクとなります。
体重の変動が激しく、頻回な嘔吐に伴う虫歯、低カリウム血症や体重の変動に伴う月経不順を合併します。
死亡率は0.3%あり、5から10年で50%が回復します。
対処
標準的な治療介入としては、心理教育や認知行動療法、対人関係療法、薬物療法が適応となります。摂食障害に対する自己対処法を、こころの処方箋で学んでおくとよいでしょう。