あなたは【ノンレム睡眠からの覚醒障害】の疑いがあります。
特徴
具体的には、夜間に絶叫や動悸、発汗など自律神経興奮を伴う夜驚症と、ベッドから起き出して着衣したり、物を食べたりなど何かしらの行動を行う遊行症に分類されます。ともに、睡眠の最初の1/3(ノンレム睡眠期)に生じやすいです。発作は概ね10分以内に収まることが多いですが、1時間に及ぶことがあります。発作中のことは本人はあまり覚えておらず、発作中はぼんやりとして周囲の刺激にあまり反応できないことが多いです。
経過など
小児期に多く、年齢とともに症状が消失していきますが、大人になってから発症した例であれば、睡眠時無呼吸症候群や認知症、てんかんなどの病気の可能性や、薬剤の影響などを考慮する必要があり、詳しく調べるために精神科受診をお勧め致します。それらがなければ、標準治療として薬物療法が考慮されます。発作で困ることがあれば、相談に行くのもよいでしょう。症状が軽度ならば、まずこころの処方箋で自己対処法を学ぶ事もお勧めです。