こころのネット外来「HOSPORTAL」は、病状を評価し、正しい行動につなげていただく事を目的とした受診勧奨サイトです。

あなたは【ためこみ症】の疑いがあります。

特徴

 集めた物を捨てることに強い苦痛を感じ、日常生活が圧迫されたり、周囲との関係性に支障をきたす疾患です。

経過など

 欧米では2から6%の有病率で、男性、高齢がリスクとなります。概ね11歳から15歳ころに疾患の兆候が出現し、20歳代で日常生活に支障をきたすようになり、30歳代中頃までには仕事や私生活に著しい苦痛が生じるようになります。優柔不断や完璧主義などの性格や、遺伝が発症に関係すると言われます。

対処

 抗うつ薬や認知行動療法などが試みられますが、反応率は18%と治療にも反応しにくく、しばしば慢性的な経過をたどります。精神科受診し、標準治療を行った上で、こころの処方箋に記載のある内容を実践することをお勧め致します。