こころのネット外来「HOSPORTAL」は、病状を評価し、正しい行動につなげていただく事を目的とした受診勧奨サイトです。

どのような時に精神科に行くべきか、適切な受診のタイミングとは。

薬物療法

精神科に行くべき、受診すべきタイミング(パターン別)

薬に頼らざるを得ないときは、精神科を受診すべし

みなさん、お大事にされていますか?

薬のソムリエです。

今日は、いつ、どのような時に精神科に行くべきかについてお話したいと思います。

結論から先に言えば、

薬がないとどうしようもない時が、受診すべき時です。

精神科のクリニックでしかできない事は、診断と治療です。

診断は治療の為にあり、そして治療の主体は薬物療法です。

 

つまり、薬物療法を受けるべきタイミングなら、もう受診するべきなのです。

しかし、薬物療法を受けるタイミングは、

病気の種類と、患者さんの希望によって若干変動はします。

これから、それらの詳細について解説していきますね。

 

精神病圏のイメージ

精神病圏であれば、即、精神科受診するべし

精神病圏の病気とは、見えないはずのものが見えたり(幻視)、聞こえるわけのない事が聞こえたり(幻聴)、

感じるはずの無いものを体に感じたり(体感幻覚)する幻覚症状や、あり得ない内容を確信する妄想症状により

特徴付けられる疾患群です。代表的な疾患としては、統合失調症があります。

これらの症状が出現した場合、早急にお薬を使わなければ元に戻らない病気の可能性があります。

もしそうだった場合、放置すればするほど予後が悪化しますし、自然軽快することはほぼありません。

解決するにはまずお薬・・・とにかくお薬です!

本人に病識(病気である、何か自分がおかしいのでは、という感覚)がなく、

医療を必要と感じていない場合は、医療機関の受診すら困難になりがちです。

そういった場合は入院治療、最悪の場合は人権が一時的に制限される事もありますが、

その後の人生を考えると、圧倒的に入院治療をしたほうが得だと思います。

迷わず受診し、専門医の判断を仰いでください。

 

気分障害圏のイメージ

気分障害圏なら、日常生活に支障をきたしていれば精神科受診すべし

気分障害圏というのは、気分が沈む、あるいは気分が高揚またはイライラして困る疾患群です。

代表的な疾患には、うつ病や、双極性障害があります。

気分が沈むことや、イライラする事自体は正常な感情なのですが、

気分が沈む事で家事も仕事もできない、食欲が無くて水も飲めず、脱水症状がある。自殺を試みている。

またはイライラして他人に暴力をふるってしまう。収入に見合わない買い物をして後で借金に苦しむ。

 

など、明らかに日常生活に支障をきたす症状まで出ている場合は、

休息のみで改善する可能性は乏しく、速やかな改善が必要なため、

薬物療法が導入されるケースが多いです。

放置していると、軽快したとしても後遺症が残ることもあります。

その場合は、受診をお勧めいたします。

 

ただこうしたケースも、初期は

「寝ても疲れが残るなあ~」とか、「イライラするけど、音楽を聴くと抑えられる」など、

という、生活には支障をきたさない程度の、軽い症状の場合が多いです。

この場合は、お薬を使うかどうか、迷いどころです。

早急な薬物療法で軽快する場合もある・・・

しかし、副作用のリスクもある・・・

一生薬を使わなければいけないんじゃないか・・・・と、考えてしまいますよね。

(※使うお薬の種類は“こころの処方箋”から“標準治療”、薬の副作用はハイパー薬辞典で検索して下さいね!)

 

ストレスがかかっていれば、まず休んでストレスを避け、こころが落ち着く事をし続けてください。

しかし、仕事がストレスの原因だったりすると、そんなに簡単に休めない事もありますよね・・・

 

はい、ありがとうございます!

そこで、当サイトの「かんたん診断」と「こころの処方箋」の登場ですよ!

またTOPページの「自宅でできる有効性の高い対処法」には抗うつ効果の高い、自宅で出来る方法を

載せているので、ぜひ実践して、症状が悪化するのを予防してくださいね。

 

神経症圏やその他の場合は、臨機応変に

これまで挙げた精神疾患以外にも、神経症圏の疾患(不安障害群、強迫性障害など)、生理的障害(摂食障害、睡眠障害)、認知症など様々な精神疾患があります。

これらの疾患に対しても、基本的には生活に支障をきたす程の障害なら薬物療法が良いと思います。

もっと端的に言えば、薬を使ってもいいと思えるほど、

追い込まれていれば、受診した方がいいですね。

もちろん、薬の副作用がそれほど気にならないのなら、早急に薬を使ってもいいですよ。

理想的にはそうなる前に、当サイトを使って予防してもらう事が理想ですが。

摂食障害や睡眠障害、不安障害は、まだ明らかになっていない精神病圏、気分障害圏による二次性の症状である事もあり、今後診断名が変わることもあり得ますので、

進行しないように当サイトを使いながら、

症状の経過を客観視しておくことが大切です。

 

いかがでしたか?

この記事が、精神科を受診するタイミングに迷う方の助けになれば幸いです。

それでは、お大事に。

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更新:2020.4.5

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